和組Canon - Issue #44
gm! Keijiです!
和組Canon #44を発行しました〜!この記事ではブロックチェーンゲームや、ブロックチェーンの社会的な意味 、生成型AIを用いた監査に関する記事などを紹介しています。
Written by Keiji, オガクズ & Yu, Curated by jasagiri
和組Canonは、約9,000名の日本最大級の和組DAOのDiscord内で共有・議論されたトピックの中から、運営陣で厳選して翻訳・抜粋・簡単な解説付きで執筆しております。メールアドレスのご登録がまだの方はぜひ下記からご登録お願いします♪
Bankless DAOのArbitrum 3億円予算提案 何が問題だった?【Weekly DAO Report】
こちらの記事は、Bankless DAOが約200万ドル(約3億円)の予算を提案したことが、物議を醸していることについての内容です。 以下に概要をまとめます。
Bankless DAOがイーサリアムのレイヤー2であるArbitrumから教育コンテンツなどキャンペーン費用として約200万ドル(約3億円)をの予算を提案した
※Bankless DAO:David Hoffman氏とRyan Sean氏によるポッドキャストが有名
今回の予算は高額で費用対効果に対する多くの批判が出ている。マーケティング・コミュニケーションの分野で「何が正解か」を合意することはDAOの課題とも言える。
BanklessとBankless DAOはお互いに、BanklessとBankless DAOが異なるエンティティでありブランドであることを強調。
ブロックチェーンゲーム市場規模の増大と成長の要因について予測と分析
こちらの記事はFORTUNE BUSINESS INSIGHTSによる、ブロックチェーンゲームの予測記事になります。
2022年に128.62億ドルだったブロックチェーンゲーム市場の規模が、2023年に154.46億ドルに成長し、2030年までに614.91億ドルに達すると予測しています。 ブロックチェーン技術は、安全で透明な取引、革新的なゲームプレイメカニズム、新しいプレイ方法を可能にし、ゲーム業界に革命をもたらしました。
COVID-19パンデミックの間、オンラインゲームへの関心が高まり、ブロックチェーンゲームプラットフォームの利用が増加しています。また、分散型ゲームの需要が高まり、プレイヤーがゲーム内アセットを所有し、透明性とセキュリティを享受できるようになりました。NFTと暗号通貨の需要の増加も市場成長を後押ししています。一方で、ブロックチェーンプラットフォームに対する規制枠組みの実施は、市場成長の障害となっていると記事は指摘しています。
主なポイント
市場規模: 2022年の128.62億ドルから、2030年には614.91億ドルに成長予測。
技術革新: NFTや暗号通貨を活用し、ゲーム内での取引と収益化を可能に。
COVID-19の影響: パンデミック中のオンラインゲームへの関心増加が市場を後押し。
成長の障害: 規制枠組みの実施が市場拡大の障害となる可能性。
なぜブロックチェーンはすべての人にとって重要なのか
a16z crypto チームによる記事「why blockchains matter, for everyone」では、インターネットが人類史上最も重要な革新の一つであるにも関わらず、消費者、クリエイター、開発者、小規模ビジネスなど、最も依存している人々にとって失敗していると指摘しています。大手プラットフォームがユーザーの代わりに一方的に決定を下し、開発者に対して突然ルールを変更し、クリエイターから過剰な手数料を徴収するなど、コントロールが集中しています。
この問題に対する信頼できる解決策として、ブロックチェーンが登場しました。ブロックチェーンは、新しいコンピューティングの動きとして重要であり、Web3を超えた新しい機会やユースケースを開くものです。しかし、この業界の潜在能力にもかかわらず、重要な規制ガイダンスが不足しています。
この記事では、ブロックチェーンと暗号通貨について理解を深め、他人と共有するためのリソースとして、簡単なスポットライトデッキ(ブロックチェーンの基本的な情報・重要なデータ・概念の総称)を提供しています。このデッキは、Web3の「なぜ」「何」「どのように」についてのコンテキストを設定し、State of Cryptoレポートからの関連データを広く共有するものです。また、消費者保護、コンプライアンスへの道筋提供、イノベーションの確保という米国政策立案者の目標を達成するための指針も提供しています。
さらに、記事では、ブロックチェーン、AI、ゲーミングのUXの未来など、暗号通貨パートナーが興奮する様々なトピックを紹介しています。
生成型AIを用いたスマートコントラクト監査の最先端:「Lighting Cat」フレームワーク
「Lighting Cat」は、スマートコントラクトのセキュリティ強化のための生成型AIフレームワークです。従来のスマートコントラクトの脅威検出方法とは異なり、CodeBERT、LSTM、CNNという3つの深層学習モデルを用いています。これらは特にスマートコントラクトの脆弱性を特定するために訓練され、複雑なコードの理解に優れています。
この研究で使用されたデータは、合計31,000件のスマートコントラクトから構成され、脆弱性のあるSolidityコードのデータセットの準備、モデルの訓練と効果の比較、選択されたモデルのテストという3つの段階を経ています。
Optimized-CodeBERTモデルは、93.55%の最高リコール率を達成し、従来の静的検出ツールを上回る性能を発揮しています。この結果は、ブロックチェーンコードの監査において生成型AIの有効性を示しています。
米裁判所がバイナンスに27億ドルの罰金命じる|CFTCとの訴訟が決着
こちら記事は、アメリカの裁判所がバイナンスと元CEOのジャオ・チャンポン氏に罰金を命じたことについての内容です。 以下に概要をまとめます。
アメリカ裁判所は12/18、仮想通貨取引所バイナンスと元CEOのジャオ・チャンポン氏に対し、バイナンスが27億ドル、ジャオ・チャンポン氏が1億5000万ドルの制裁金を商品先物取引委員会(CFTC)に支払うよう命じた
CFTCは3/27両者に対し、連邦法を回避して違法なデリバティブ取引所を運営したとして告発していた件への決着である
ジャオ・チャンポン氏は11/21にバイナンスのCEO職を辞任し、マネーロンダリング防止法に関連する数件の民事訴追と1件の刑事訴追で有罪を認めた
後任のCEOにはバイナンスの元グローバル地域市場責任者のリチャード・テン氏が就任し、コンプライアンスのギャップは過去のものになったと投資家に保証した
今Issueは以上になります!
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